ひろ〜い!

今日は、お日様カンカンじゃなかった分、朝は思いのほか涼しくて。
くのいちさんとあのじは、蕨駅で待ち合わせ。
「思ったより、お日様出てない分、涼しいね。」
「あのね、ちょっとうれしい話があってね。」
なんて、いろいろお話ししながら文化センターへ。


「おはようこざいま〜す!」
南浦和駅からの道は一直線。前を行くTさんを速足で追い越しながらご挨拶。
どうぞ、慌てずにごゆっくりと。

今日の会場は、4階多目的ホール
もともとは宴会場に使われる所だから、足元はふかふか絨毯だし、シャンデリアがきれいなもんだから、入って来た途端に、みんな「わあっ、ひろ〜い。すご〜い!」
会館からは、「もし地震が起きたら、シャンデリアの真下から離れて、はしっこに逃げてくださいね」。






9時半練習開始。
時間が限られるから、体操、発声は手短に、1番から通していくよ。
今日からフルートの古田さんも参加。大事なところで音が膨らむから自分たちの歌がうまくなってるように聞こえて、楽しいね(笑)。
園長の代役は、副園長のびんちゃん。
いきなりの指名で、セリフも歌も全部だなんて、ぎょぎょっ!
がんばれ〜!






2番。少女初登場。
みんな、どんな少女なんだろうって真剣な眼差しで朱莉さんをみつめてて、歌い終わったら、ほおって息が漏れてきたね。まるで一緒に歌っているようだった。
もう一人、少し離れたところからじっとその様子を見ていたのは、山内さん。
山内さんには、少女だけでなく、団員全体の表情や動きなども総合的にアドバイスしていただくことになっていて、スタッフがほんとに頼りにしている人なのだ。




4番が終わったら、大人を置いて、子どもたちはホワイエへ。
そこでは、音を出した練習はできないので、スタッフのほのじさんが「ぞうれっしゃがやってきた」の絵本を読み聞かせすることに。
ぞう列車の話は、子どもたちには最初の頃に紙芝居をやってダイジェストには伝えたけれど、きちんと知らない子もたくさんいたんだよね。
子どもたちって、ほんとに正直。
いつもあんなに大騒ぎしているのに、物音ひとつ立てない聞きぶりに、あらま、上手な読み聞かせだと、こんなに集中できるんだ!
大人の人達にも、ぜひ聞かせたかったなあ。
番外で、人間でさえ食べるのがやっとの時に、どうやってぞうの餌が確保できて、マカニーとエルドが生き残れたのかということも丁寧に教えてもらったよね。
子どもたちも感じるところがいっぱいあったみたい。
こういうことってホントに大事。理屈ではなく、心の奥の深いところで感じたことが、きっとこれから歌にも現れてくると思うな。





さて、その間大人は5番から9番の(う〜〜〜)のところまでさらって。
いろいろ細かい指摘はあったみたいだけれど、今日は時間の制限もあるのでね、とりあえずのところで子どもたちと合流。
その後は、寺ちゃんがひとり10役位を引き受けながら、一挙に8番から11番まで。



今日は、初めての全曲通し。どうだったかな?
自分たちが本番でどんな風に歌うのか、だんだんイメージできてきたかな。
イメージができてくると、ひとにも勧めやすくなって、少しは自信をもってチラシを渡せるようになってくるはず。




毎日、こつこつ、種を蒔こうね。
「蒔かぬ種は生えぬ。」ほんとにそう。
みんな、ぞうの歌にどんな思いを込めるのかな?
その思いを、借り物ではない自分の言葉で、誰に伝えようと思うかな?
一人一人の、一つ一つの思いが、みんな本番につながっていくんだよね。
がんばろうね。




次回は5月27日。場所は、いつもの芝園だよ。
子どもたちの役決めもやるからね。みんな、元気に出ておいで。
待ってるぞう!

Text  by あのじ
Photo by まのじ