ほんわり やさしく、あたたかな・・・

kawaguchizou2011-10-10

昨日は、
♪東北へとどけ つなごうみんなの手と手と手♪
「音楽のおもちゃ箱」に、ようこそお越しくださいました。

蕨市立中央公民館の皆さんと一緒になって作り上げたコンサートでしたが、会場は用意していた椅子に座りきれず、急遽追加の席を用意するなど、大慌ての超満員!
しかも、生まれたての赤ちゃんから、80代までと、とても幅広い年齢層のお客様が来てくださり、まあ、びっくりびっくり。
風邪が流行していて、私が知っているだけでも来られなかった人が15人もいたのにこの人数!
高市長もわざわざ応援に駆けつけてくださるなど、蕨という地域で根づく市民文化のおかげだったんでしょうか。

ホルン大見川さん、ピアノ大和さん、フルート古田さん、3人の演奏者のさまざまに工夫されたプログラムとアレンジ、トークにより、一人一人のこころが自然な形で明るくつながりあえる、温かな一日となりました。


会場は、ステージを使わず、あえてガラス戸を背景にし、カーテンを開けて木々に囲まれた公園が見えるようにしたのですが、その木々が角度を変えながら日の光をうけ、ほんとうにうっとりするくらいきれいでした。
公園を散歩するお年寄りご夫婦やベビーカーの赤ちゃんなども自然な形で、演奏に溶け込んでいました。
入口を飾ったのは、スタッフの「ふのじ」がたいそう苦労して製作した、ほうっとため息の出るようなそれは素敵な3人の演奏者の大きなモノクロ写真。


最後に歌った10番は、初めてこの曲を知った方も一緒に口ずさんでくださって会場が一体となり、この日、この場に集まったみんなの思いが一つになって、東北へ、いえ東北だけではなく被災された全国各地の皆さんへ届けられたのではないか、声高ではないけれど、一人一人の熱い思いがそれぞれの歌声に込められているように感じました。

帰りがけにお声がけをいただいたり、メールで感想を下さった方が何人もいました。また、皆さんにこれから行われる蕨市民会館のホール抽選に当選するように念力をかけてくださることをお願いしたのですが、「来年の会場が決まらなくても、もう練習を始めましょうよ」といって帰っていかれる方もいました。
ひとつメールを紹介します。きっと、お越しくださった多くの人たちの心をそのまま書いてくださっているのではないでしょうか。

〜お礼〜
「ステキなコンサート、ありがとうございました。あかちゃんが泣いても、カタカタ音がしてもそれはそれとして受け入れて、みんなでほんわかと音楽を楽しむことができました。外の景色がすばらしく、生活の中に音楽があることを発見することができました。
でも、演奏は本格的で、細かい工夫とアイディアが込められていて、演奏者の心意気が伝わってきました。
ホルンはやさしく、おだやかで、でしゃばらず、きっと演奏者の人柄そのものなのでしょう。フルートはやわらかい音の中にピーンとした芯の強さを感じました。ピアノは伴奏のときは縁の下の力持ち、独奏のときは視聴者の心の中に 眠っていたものを目覚めさせてくれるような演奏でした。
本当にステキな演奏会でした。高校生の三人の感想は「すっごく よかった」と言っていました。中学生の子は「ぞうれっしや」をいっしょに歌っていたので、うれしくなりました。(小学校のとき授業でやりましたので)
みんな次を楽しみにしていました。」 Oさんより

そうそう、集まった募金は、なんと約2万円!
中央公民館と川口ぞうの連名で、日本赤十字社に送られるそうです。
ご協力本当にありがとうございました。

これから、まずは、「抽選」がんばります。
無事、引き当てて、「みんな集まれ〜!」とお知らせしますから、皆さん、元気でお過ごし下さいね。
じゃあ、またね!
                      Text by あのじ