ここでまた あえるぞう!

2024年3月10日

今朝は早よからウキウキワクワク…
あの感動的な本番を、素敵なパファーマンスで支えてくださった「ちんどんバンド☆ざくろ」さんがやってくるぞう!
また、みんなに会えるぞう!


8:00 リ~ン、リ~ン(あ、違った!今はプルルル~か…)
電話のベルが鳴りました。
「おはようございます。今日のおもちゃ箱はいつもどおり10時からですよね」
「えっ、違いますよ。1時半からですよ~」
「え~~、やっぱり💦娘がそう言ったので、確認しなくちゃと思って。私はてっきり10時からだと思って」
あちゃあ、2,3日前に皆さんに送ったメールに、改めてちゃんと時間と場所をお伝えしておけばよかった🙇
そりゃ、いつもの体育館でやるといえば、いつもの時間だと思う人もたくさんいるよね。でも、ちゃんと事前に確認してくださって、ほんと良かった!
もう一度一斉メールでお伝えしておかなきゃ。

てなわけで、ヨロヨロ動き始めまして…

10:00少し前

まのじさんがやってきた。
「おはよう」「今日は晴れてよかったね」
くのいちさん、しばね、くもちゃん、びんちゃんも合流し、とりあえず、ざくろさん達が来られる前に、楽屋にする家庭科室の点検から始めましょ。

あ、マネージャーの岡村さんが先乘りだ。
駐車場はいっぱいだから、ちゃんと校庭に車が入れるように、少し車の移動もしてもらわなきゃね。
楽屋は大丈夫そうだから、お次は体育館だ。
椅子の並びは、ざくろさんたちに聞かなきゃいけないけど、とりあえず出しておきましょ。

「あ、富士山が見える!」
上の窓を開けにいったくのいちさんが叫んだよ。
そうなんです。
ここは高層団地で、いろんなところに富士山ビュースポットが…
くっきりと美しい富士山の姿に、思わず手を合わせたくなります。
今日も素敵な一日になりますように!

椅子もあらかた出し終わったところに、ざくろさんがいらして。
「おはようございます。今日もよろしくお願いいたします」
「こちらこそ」

あらあ、アンプやらマイクやら楽器やら、結構荷物もあったのに、スタッフがもたもたしているうちに、さっさか自分たちで体育館に運んでくださった。
さすが、若い!
話し合いもてきぱきと、上のステージを使うことに決定し、まずはマイク設置。

  

ざくろさんの音出し、知ってる曲が流れてきて、スタッフみんなノリノリで踊っちゃった(笑)
う~ん、でも背景がね……。
頭をひねっていたら、シバやんが一言。
「ぞう旗、貼ろうよ!」「あ、いいね」「邪魔にならない高さがいいね」
さて、受付も整って、準備完了。 

  

それじゃ、とりあえず早くお昼食べてみんなの来るのを待ちましょ。

12:30すぎ、
もう第一陣がニッコニコ顔でやってきた。
「お久しぶりっ!」
「お好きな席にどうぞ」

今回は、団員以外にもこの間の公演を見に来てくださった方やお友達もお誘いしましたが、どのお顔もほんとに嬉しそう。

13:30
ギター抱えたシバやん登場。

「みなさん、お久しぶり~。今日は音楽のおもちゃ箱・・・、あれ、何回目だっけ?」
「Ⅵだよ~」
「そっか。音楽のおもちゃ箱6(ろく)、始めるよ。最初にみんなが大好きな『世界中のこどもたちが』を歌ってみようか」
この曲も、ぞうの中ではすっかり馴染みの曲です。手話も付けて、にぎやかに始まりました。

久しぶりに声を出した人もいたのかな?

温まったところで、
「では、ざくろさん、お願いしま~す」

舞台下手の方から、本番でも演奏されたあの「美しい天然」のジンタのリズムに乗って、ざくろさん登場。

ぐるりと会場を一周し、ステージに上がっていきました。
みんな何が始まるのか、目がらんらん!

まず初めの曲は、「東京ブギウギ」
さすがの選曲ね!
朝ドラ見てる人はもちろん、そうでない人もこの曲でうんと盛り上がりました。
お次は、「ミネソタの卵売り」
「コ・コ・コ・コ・コケッコ~」とみんなが声を合わせます。
誰かが言いました。「この歌は、笑点で木久扇が歌ってたんだよ!」
へえ、そうなんだ。

その後は、リーダーの陽子さんから、メンバー紹介。

サックスは、ゲストのとんちゃん。今日はアルトサックスでの参加です。サックスの音って、ほんとに何とも言えぬ深い大人の味わいがありますよねえ。

その次はアコーディオンのあっこちゃん。右手旋律、左手和音と華麗に音を出しながら、秘密のボタンも紹介してくださって。これは、ざくろのメンバーも初めて知ったみたいで?、へえっと目が真ん丸になってました。

チンドンバンドの花形、クラリネットのあきちゃん、るるるるる~と素敵なメロディを披露してくださる、その立ち姿がいと美しいこと!

こんな風にいろんな生の音が聴けるのは、ライブならではのお楽しみですね。

リーダーの陽子さんは、チンドン(ゴロス)担当。この楽器は、お手製みたい。
陽子さんは、最初にみんなで歌った「世界中のこどもたちが」を袖で聞いていて、もう泣けてきたんだそうな。(わあい、ウルウル仲間だ~~)

ざくろの皆さんは、いろんなところで音楽の種を蒔きたいなと思ってるんだって。
はてさて、今日はどんな種が蒔かれるのかな~。期待が膨らみます。

まずは中山晋平・野口雨情の

「証城寺の狸囃子」「シャボン玉」「兎のダンス」3曲を続けて。
どれもそれぞれに本当に楽しく、美しいメロディラインで、うっとり!
リズムに乗って、思わず体が動き出す子もいましたね。

新曲の「フルーツメドレー」と称する3曲も素敵でした。
曲名が分かった人は、いたかなあ。
1曲目が「君たちキウイ・パパイヤ・マンゴーだね」
「皆さん、どんなフルーツが好き?」と聞かれ、マンゴーで手を挙げた子もいましたね。
2曲目は「レモンのキッス」
そして3曲目が「リンゴの木の下で」
懐かしいこの曲、一緒に口ずさんでいた人が何人も…


グループ名「ざくろ」のお話も飛び出しました。
ざくろって、歴史が古く、種子が多いことから子孫繁栄を願う女性に人気があり「女性の果実」と呼ばれてるみたいですね。へえ、そうなんだ!

「SING SING SING」
まあ、なんてまあ、格好いい!!

そして、最後にということで奏でられたのが「好きになった人」
思わず力が入り、立ち上がって盆踊りの振りで踊り出す人もいて、大盛り上がり。
続けて「いい湯だな」に移ると、もう最高潮。

え~、これでもう終わっちゃうの?
もっと聴きたい~!
いったん舞台のそでに下がったざくろさんでしたが、みんなが大きな声で「あんこ~る」って叫ぶものだから、その声にこたえて再登場。

さあて、何の曲を演奏してくれるのかなあとステージに注目していると・・・
「ぞうれっしゃ、歌いましょう!」
その瞬間、「え~~~~!」
歓びが大爆発!
みんなの叫びがそれこそ怒涛のように広がっていきました。

そうなんです。
実は、「今日は、歌いたいけど、残念ながら酒井さんもいらっしゃらないし、ぞうは歌えないね」とスタッフで話をしていて、来られた皆さんにもちょこっとそう伝えていたもんだから…

まさか、こんな素晴らしいプレゼントをくださるなんて!

アコーディオンのあっこさんの提案だったそうで、始まる前の打合せでも出ていなかったので、驚いたのなんのって!
後で聞くと、これはマネージャーも知らなかったそうな。

「それじゃ、せっかくだから立って歌いましょう」
はあい!
伴奏が始まると、もうスタッフはみんな視界がぼやけてしまったのであります。
歌っているみんなのどの顔見ても、なんとも幸せいっぱいの表情が満ちあふれていて…


ありがとうございました!!
いっぱい種を蒔いていただきました。ご一緒できて、本当によかったです。またぜひご一緒に!
たくさんの拍手に送られて、ざくろさんは袖に下がっていきました。

 

温かな想いに包まれながら、スタッフからお知らせ一つ。
「みなさん、川口ぞうは、いつもより早いのですが、ゆるゆる芝園の車庫を出て、酒井さんの指揮、遠藤さんのピアノで、また次回やることが決まりました!」
その途端、またまたどよめきと一緒に、大きな拍手が湧き起こりました。

「来年の6月7月の本番をめざして走り始めますが、まずは会場抽選からです。リリアも改修に入り、本当に大変ですが、何とか引き当てられるように頑張ります。皆さんも会場抽選の時は、どうか当たりますようにと念力を送ってくださいね」

「はあい!」
気持ちのこもった元気な返事が返ってきました。
実は、今日は酒井さんは残念ながら来られなかったけれど、会場には遠藤さんもいらしていたんです。すっかり仲間になって溶け込まれた遠藤さん、またどうぞよろしくお願いいたします。

その後は、ぞうれっしゃの作詞作曲のお二人が作られたミュージカル「バックトゥザ・フーちゃんⅡ」や、10月に名古屋で開かれる「象列車が走って75年」の記念企画、遠藤さんの出演される蕨のコンサートのご案内や、コロナ禍を経て実現した第15回公演までの記録集作成のことなどを伝えました。

「それじゃ、最後に、みんなで『ビリーブ』を歌おうか」
この曲は、知らない人もいましたが、最後のサビのところは一緒にと思い、まずは手話もつけて練習してみました。
♪今、未来の扉を開けるとき、アイ ビリーブ フューチャー、信じてる ♪

みんな真剣に手話に挑戦し、明るい声がこだましました。
日本でも世界でも、本当に大変なことばかり起こっているけれど、私たちはこの歌に想いをこめ、手を取り合い、心を繋ぎ、未来を信じて進んでいきたい。
そんな祈りを深く込めて、みんなで歌い終わりました。

  

 

それにしても、なんと幸せなひと時だったことでしょう。
帰り際、大人も子どももみ~んな「ざくろさん、楽しかった~。酒井さん、遠藤さんとまた歌えるなんて、本当にうれしい!」と満面の笑みを浮かべ、弾んで体育館を出ていきました。

ああ、よかったなあ。
釜焚きスタッフも、いっぱいエネルギーもらって、また明日から元気に頑張れそう‼
今度会う時は、この子はどれだけ大きくなってるかな?
楽しみ、楽しみ…

みんな、元気でいてね!

また会える日を、楽しみに待ってる🐘

 

Text by あのじ
Photo by くのいち、まのじ、U子、びん、

 

【追伸】

遠藤さんから、皆さん宛に、次のメッセージが届きました。

♪♪♪♪♪

皆様、昨年7月のコンサートはありがとうございました。
皆様の歌声とても素晴らしかったです。
また次回のコンサートに向けて頑張ってまいりましょう。
よろしくお願いいたします。

先日ご案内いたしました、4月21日の私出演のコンサートについてですが、

もしお越しいただける場合は、当日受付にチケットをご用意させていただきますので、受付にて「遠藤のご関係」であることと「ぞうれっしゃ」とお伝えして、お代をお支払いの上、チケットのお引換をお願い申し上げます。

何卒よろしくお願い申し上げます。