マッチでスッと!

kawaguchizou2012-02-12

全国各地、連日すさまじい雪害の報道が続いていますね。
私の故郷富山でも、雪かきに追われている毎日のようです。


私の記憶にある大雪は、いわゆる「38豪雪」と呼ばれた昭和38年のこと。
あの時分、我が家の前の道は5メートルくらいの幅があり、左右に家が立ち並び自動車も双方向に走っているような結構広い道路でした。


それなのに、屋根から降ろした雪は家の前をどかっとふさいでしまい、何度も町内総出で雪かき作業をしましたが、2階建ての家では2階から直接、1階建ての家は玄関先から雪の階段を作って、道路中央に踏み固められた約1メートルくらいの幅の雪道に出るという有様。
登校は集団で、上級生が前後を固め、一列になって、踏み固められた雪道からはずれて落ちないように、すってんころりんと転びつつ必死で歩きました。


地方でも割合都市部だったので、そういう記憶しかないのですが、もっと家がまばらだったりしたところはどうだったのか。
報道の中で、高齢の方が一人で生活されていて除雪にも難儀されているところが映ると、当時を思い出し、本当に大変だろうと胸がざわざわしています。


さて、今日は、練習開始前に・・
「もっとたくさんの人に歌ってほしいな」という願いを聞いて、毎日新聞の鴇沢記者が取材に駆けつけて下さいました。
前回のコンサートの前にも、練習に最初から最後まで丸ごとお付き合いくださる本当に丁寧な取材で記事を書いてくださったおかげで、団員が増えました。
今回は、Y兄弟と6人家族のKさんにインタビュー。隣でその模様を聞いていましたが、どうしてぞうで歌っているのか、ぞうの歌をどう思うか等、それぞれのエピソードをここに再録できないのが、ほんとうに残念。
突然のインタビューだったのに、皆さん心の中から出てきた言葉で語ってくれて、きっと素敵な記事になると思いました。
掲載はいつになるかまだわかりませんが、皆さん楽しみにしていてね。


今日の子どものメインは4番。
一緒に歌ったおとなに向かって依田さんの一言「どんな気持ちで動物園にぞうをむかえるの?」
気持ちの込め方次第で、随分と出てくる声が違うもんだなあといつも思います。
それはおとなも子どももおんなじね。
声、顔、心、みんなつながってるよ。


依田さんはこんなことも言ってました。
「知っている曲だったら、歌えると思って簡単に歌ってしまうけど、だからこそ大和さんの発声を意識して丁寧に声を出すことが大事だ」って。
そう、ついつい知っている曲は、何気に歌ってしまって・・・
大和さん、ごめんなさい。
当たり前だけど、発声練習のときだけいい声が出ればいいというものじゃないんですよね。

子どもの練習は、小さい子が多いので長い時間は持たないの。
寺ちゃんが一生懸命みんなに伝えていることは、その場でうまく伝わらないことも多いんだけれど、でも絶対最後は川口ぞうの宝物である子どもたちの声につながっていくの。
寺ちゃん、ほんとにご苦労様。


おとなは5番、6番をやってみたようです。
ここんところ全然おとなの練習の様子が見られていないので、よくわからないけれど、依田さんが「ここが大事、こういう風に」と指摘される内容は、なんどもなんども繰り返しやってみようね。「何回やっても忘れるんですけどね、だから練習するんですよ」(笑)


最後に一緒にやった1番の冒頭の部分。
せっかく子どもたちが勢いよく「サーカスがやってきたぞう〜〜〜」と叫ぶのにおとなが歌でもっちゃり入ってしまって、依田さん「う〜ん」。
すかさず大和さんから「ほら、マッチでスッと擦る、あんな感じでサの出だしをやってみよう」とアドバイス
(お〜〜、そうか!)マッチ世代のみんなは、体で納得(笑)
できました!勢いのある「サ」が出てきました。
やればできる!今度やるときも、「マッチでスッ」は、忘れないでね。


次回は、2月26日。
大流行のインフルエンザですが、なんと今日集まったメンバーはほとんどかかっていなかった。すごい!
これからもうがい、手洗い、舌みがき、なんでもよさそうなことやって、インフルエンザも撃退しちゃって、元気に練習に出てきてね。
待ってるぞう〜〜!
Text by あのじ