変わるぞ、変わるぞ、変わった〜!!

kawaguchizou2015-12-20

(な、なんなんだ、これっ…)
って、ふのじ(フォト担当)は思ったそうな。


仕事が忙しく、今回の練習初参加の彼は、練習会場に足を踏み入れたとたん、みんなの放つその熱い空気に圧倒されたみたい。
(いつもだったら、この時期テンションはまだ高くなくて「これからどうなるんだろう」って心配してるのに、すごいなあ、一体全体どうしちゃったの?)。


そうなんだよね。
今回のメンバーは、初めてさんも、お馴染みさんも、み〜んな最初から「ぞうを歌いたい」っていう気持ちがまっすぐに出ていて、それは生き生きと元気なのよ。

こんな世の中だからかなぁ。
「ぞうを歌うことで、自分の思いを伝えたい」っていう強い気持ちが結びついて、しっかりと伝わるのかもしれないね。
僕たちの胸からまっすぐにのびたレールのようにね。


で、今日の練習。
依田さんが不在で、体操の後は、モリヤンの指揮で10番合わせ。
そのあとすぐに分かれての練習になって…


いやあ、おとな、すごかった。
大和さんの特別レッスン。
今回は発声指導も大人バージョンで、その後1番をみっちりと。

「よく、おなかで息をしてっていうでしょ。でもね、実際に背中やおなかに息が入るわけではないの。肺の下深いところで息をするの。全体に豊かに膨らむように。」
「例えていうなら、息は騎手、声は馬。しっかりとイメージをもって、息に乗せて、声を運ぶんですよ」


「息」の吸い方、吐き方、丁寧な説明が続きます。
目の不自由なKさんには、実際に大和さんのおなかに触わってもらって、深い呼吸を感じてもらって。
Kさんも、しっかり理解できたようす。


「『胸はずむ』のところ、パートからパートへ声を受け渡すとき、自分は誰から受け取るの?誰に受け渡すの?そのことを意識するだけで、変わるから、本当に手で次のパートに受け渡しながら歌ってみて。」
はい、どうぞ!
(あっ、ほんとだ。声がつながってる!)

「スポーツとかやっている時、油断をすると怪我をしますよね。でも歌の場合は油断しても怪我をしないの。お前たちはいいなあって、若い時に先生に言われたことがあって、その当時は全然わからなかったんですけどね。」
(う〜む、なるほど。もしかすると歌では油断しても怪我はしないけど、そんな状態で歌うと「怪我した声」になるのかもしれない。そのことに痛みを感じられなきゃいけないってことかな?)


一つ一つの指摘をしっかり自分の中で感じて、イメージをもって歌おうとすると…


うわぁ〜、変わるぞ、変わるぞ、変わった〜!!!


今日の大人の練習は、きっと誰もがそのことを丸ごと体で感じられた至福の時間だったけれど、残念ながら、すぐに忘れちゃうからね。
ちゃんと記憶が戻るように、言われたことは、きっちり楽譜にメモしておこうね。


さあて、その間、子どもたちは…
1番、しっかりやったのかな?4番もやったかな?

あとは、何して遊んでた?

どうやら、シバヤン隊長の用意した紙吹雪を拾い集めて、競い合っていたようですぞ。
こんな風にね。

戻ってきてからは、またまたモリヤンの指揮で1番の合わせ。
あれ、モリヤンたら、最初の子どもたちの「サーカスだ〜」のセリフ、入れ忘れちゃって〜〜。
「ごめんなさい」でやり直し。
シバヤンの団長のセリフも冴えわたり?みんな大喜び。


そして、今年の歌い納めは、もちろん10番。
歌い終わったとたん、どこからともなく拍手が起こって、みんなでパチパチ。
お疲れさまでした!

次回は、来年1月10日。
この日は、終わった後で、1時間程度のプチ新年会をやるからね。
仲良しさんが増えるといいね。たくさん参加してね〜。


それから、今日お伝えした2月6日の武蔵村山イオンモールでの木下サーカスでのオープニング公演の話。
指揮は、作曲の藤村記一郎さん。歌うのは、1番、10番、11番の3曲。
何だか遠そうだけど、実は武蔵野線に乗って、立川駅までは乗換一回で40分くらい。
だからみんなで、お弁当もって遠足気分で行こうかって、スタッフは計画しているの。
次回の練習のときまでに、考えておいてね。

ほんじゃあ、みなさん、
風邪などひかず、よいお年をお迎えくださいね!


Text  by あのじ
Photo by ふのじ(&はのじ)