風薫る日に

kawaguchizou2016-05-08

「風薫る」
たまには、こんな言葉も使ってみましょうか。
爽やかな朝の始まりの中、しばし、赤毛のアンにでもなった気分で。
一方で、全く収束の気配をみせない地震に怯える九州の皆さんに思いを馳せながら…



まずは学校のドアに、「本日の練習会場は『くるる』だよ。」の貼り紙をして、
くのいちさんと「くるる」に向かって出発。
わらわらスタッフも集まってきたけど、
くるるは、公的機関なので、9時にならなければホールに入れない。
12時にはきっちり全員退出していなければならない。etc.etc…
あ〜、大変だね。みんなに徹底しなくっちゃ。



よ〜し。会場開いたよ。
じゃあ、まずはピアノの位置決めからね。







「自分たちでは動かさないでください。」
係りの方に動かしていただきました。



受付を整えるそばで、今回の舞台監督を担当するNさんと初顔合わせ。
川口ぞうは、初回から第4回までリリアメインホールを使ったけれど、
今回のように反響板を降ろし前舞台を使う「エプロンステージ」の形では、誰も経験がない!
だから、本番で「あれ?こんなはずじゃなかった」ということがないように、
明日改めて会場みながらきっちり打合せすることになっているけれど、
とりあえず舞台のあれこれをすべてお任せするNさんには依田さんからも懸念事項をお伝えして…と。


これからは、すごいスピードでたくさんの課題を一つ一つを潰しながら本番にむかっていかなきゃいけないね。
気持ちをそろえて、みんなの力で頑張るぞ〜。ふぁいと〜!



さあ、練習開始。





時間が限られてるから、体操の後は、すぐに分かれて、子どもたちは役決めと折り紙制作作業へ。





ソロに立候補したのは全部で6人。こんなに手を挙げてくれて嬉しいなあ。

早速、モリヤンのピアノに合わせ、まずはみんなで歌って…
さあて、いよいよ一人ずつだ。


あ〜、ドキドキの心臓の音が、あのじにまで伝わってきたよ。
(大丈夫、大丈夫。落ち着いて。)
3人ずつ、あるいは2人ずつ、いろんなパターンで歌ってみたね。



そうこうしているうちに、セリフの子たちがやってきた。
まずは寺ちゃんが模範を示し、そのあとみんなが繰り返して。
(うん、どんどんよくなってきたぞう〜)


みんな真剣な眼差しで、一生懸命に応えようとしてくれていて、何て愛おしいのだろう。

その間、作業グループの子どもたちは、どうしていたのかな?
















無事に子どもの役も決まって、皆さんにご紹介。
ソロはY君とYちゃんの2人、議長はMちゃん、偶然だけど、全員6年生。
セリフは6人。3年生から5年生まで。立候補してくれた気持ちを大事に全員合格。
大きな拍手に包まれて、何とまあ、誇らしそうなこと!



今回は、少女のソロも依田さんからご紹介。
前回やってくれたAさん。実はすでに大人に混じって練習していたんだよ。
前回は高校生だったのに、2年たってすっかりお姉さんになっていたので、みんな気づいていなかったかも(笑)
2番を歌い終わった後は、みんな嬉しくて、思わず拍手!



こうやって、いろんなことを積み重ねながら、みんなで気持ちを束ねていくんだなあ。





でもね、皆さん。
肝心のチケット、歌い終わって会場一体となって感動するには、
ぜ〜んぜん届いてないこと、本気で受け止めてね。
あなたが自分の言葉で呼びかけなければ、チケットは動かないよ〜。
あなたは、この歌を誰に届けたいのかな?
どうして歌おうと思ったのかな?
そこんところ、大人はきっちり自分の胸に問いかけて、
がんばってる子どもたちのためにも、ぜひ次回の練習までの動きにつなげてくれると嬉しいな。









練習はあと4回。さあて、どんな形に仕上がっていくかな。
次回22日からは、フルートも入るよ。どうぞお楽しみに!
体調を整えて、元気に集まってね。



待ってるぞう〜!







Text  by だんだん、鬼に近づきつつある あのじ
Photo by はのじ