一つの流れに!

kawaguchizou2012-06-24

「天はワレにミカタせり!」
なあんて言いたくなるような、絶好のお天気になって・・


今日は、全員体育館に集合!
本番にむかって、よ〜しと勢いをつけながら駆け抜けていく日。
みんなで心を寄せ合い、これまで練習で積み重ねてきたことを、精一杯確かめようね!


ということで、
9時前には、音響さんや舞台スタッフさんにまじって、あれこれと準備開始。
機材の搬入やら、机、椅子の運搬やら、何人もお手伝い、ありがとう!

あれれ、床になんだかいろんな印がついたぞ。
そう、これが本番のひな壇の印。

体操・発声が終わって、並んでみました。
高さは実感できないけれど、だいたいお隣との間隔はこんな感じだっていうのがわかったよね。


ホルンの大見川さんも入っていただき、団長も揃って、伴奏、キャストそろいぶみ。


いよいよ最後のリハーサルが始まりました。
全体の構成をみて、表現の指導をしてくださったのは、山口由里子さん。
今まで、川口ぞうでは、一度もきちんとやれてなかったのですが、トータルに作品全体をどう作っていくのか、そこをアドバイスしていただくために、来ていただきました。

全体練習の前に、まずは、園長、団長、軍人や依田さん、大和さんと入念な打ち合わせ。
前日に宿題の出たモリヤンは、宿題をやり終えての参加となりました。
さあて、その成果は・・・


「今日は、私が観客の代表で聞いていますから、ぜひがんばって私を感動させられるように歌ってくださいね。」
はあい。


練習は、途中で止めて、いくつか確認しながら進み、子どもたちは初めて立ったり、座ったり、ほとんど休憩もなかったけれど、最後までよくがんばったねえ。

本番も、この調子で、よろしく頼むよ〜!
依田さん、大和さんからは、これまで何度も繰り返してきたことを、もう一度丁寧に確認されて。
子どもたちもこんなにがんばってるんだもん、おとなの責任、果たさなきゃね。

山口さん、観客代表として、いかがでしたか?
「DVDでも観ていましたが、直接こうやって聴いて、皆さんの合唱のもつ迫力にとても感動しました。いろいろ思って涙が出てきました。絶対にお客さんに伝わると思います。本番は、まだどうなるかわかりませんが、5歳になる子を連れて、客席で聞かせていただくつもりです。」
やったあ!


「この曲は、2つの大きなドラマがあります。戦争が終わって、ぞうが見たい、どうしてもぞうを貸してくださいと子どもたちがお願いをする。ほんとうに貸してもらえるかどうか、園長さんがどう答えるのか、そういう緊張感があって。

一度は断られた子どもたちの願いが、大人たちの心を動かし、ぞうれっしゃを走らせ、子どもたちの喜びが爆発する、9番と10番の間には、そういうドラマが展開されるのです。まだ、そこの緊張感が足りないのが、残念。そこがもっと引き出せたら、更にすばらしい作品になりますよ。」
ああ、ほんとにそうだ!
内輪だけの練習では、こういうところは全く見えてなかったなあ。
そこを意識して歌うのと、そうでないのとでは、きっと表現も違ってくるはず。
本番に臨む気持ちが、もう一回り、大きく膨らんだ思いがしました。
本当にすてきなご指導をありがとうございました。

さあて、本番の流れもみんなで確認して、いよいよ最後にチケットだ。
今日はね、チケットの協力をお願いした元団員さんが、わざわざチケット代を届けにしてくださって、また3枚持っていってくださったり、そんなこんな嬉しい動きもあり・・
「いけるよ〜。絶対!」ってあのじは確信したのでありまする。
だから、気を抜かないで、あと少し、みんなでがんばってみようね。


あれこれ連絡も終わって、「解散で〜す」って言ったんだけど、そのとたん、山口さんの周りは、サインをお願いする長い列ができちゃって・・・
急いでいらっしゃるのに、優しくサインしていただき、これまた大変ありがとうございました。みんな宝物を抱えて嬉しそうに帰っていきました。


いろんなことが一つの流れになって、みんなの気持ちが一つになって本番を迎えていくんだなあ、そんなことをひしひしと感じさせられるすばらしいリハーサルでした。
スタッフは、今日も練習のあとに最後の打ち合わせ。
準備万端とまだいかないけれど、たくさんのお手伝いの申し出に励まされ、これからもう少しがんばるので、みんなとにかく体調を整えて、いい笑顔で30日、10時半に集まってね!


待ってるぞう!!


Text  by あのじ
Photo by ふのじ&まのじ