梅雨の晴れ間の…

6月18日

梅雨入りしたばかりですが、朝からピーカン!

(雨降るのも嫌だけど、ここまでピーカンもね)なんて言ってると、バチが当たりそう…

今日は、練習会場が15号棟2階の集会室になって、重た~いキーボードをエンヤコラサアと運ばなきゃいけなくて、雨が降ったらとっても困る日だったんですもの。
神様、文句言ってすみません🙇

 

9時前

くのいちさんが集会所のカギをあけてくれました。
健ちゃん&わのじさん親子は、いつものように「おはようございます」とニコニコ登場。
まずは、ベランダの戸を開けて、エアコンを掛けましょう。それから部屋の中の机も椅子も、ぜ~んぶ出して、と。
受付は、邪魔にならないように、外ね。
廊下に机を並べて、そこに荷物を置いて、その下に新聞紙を敷いて下駄箱替わりにしましょう。
いつもの椅子並べとは違ったけれど、わのじさんの指示で健ちゃんはキビキビ、キビキビ。ほんと、助かります。

 

一通り椅子が並んだので、次は二人でかわいい「川口ぞうの旗」を持って、皆さんが迷わないように15号棟の前に立ってくれることになり、もう一か所間違えそうな学校の角には、背の高いびんちゃんが立つ事になりました。
後で何人もの方から「ほんと、助かりました~」のお声をいただき、やったぜ!

実は、この旗、前に名古屋で木下サーカスと歌う企画があって、50人ほど川口ぞうからも参加した時に、ほのじさんが作ってくれたものなんです。またまた登場してくれて、まあ嬉しいこと!

 

そんなこんなしているうちに、キーボード到着。
モリヤンが試し弾きを始めました。
「へえ。こんな機能もあるんだ」なんか、モリヤン嬉しそう(笑)
「でもこの椅子じゃ、高さが調節できなくて遠藤さんには低すぎるから、3つ重ねようか」というわけで、椅子を3つ重ねて高くしました。

9時半すぎて、受付を済ませた人たちがぞくぞく集まってきました。
がやがやしているところに、Kちゃんがやってきて、私にそっと耳打ち。
「あのね、今日、私の誕生日なの」
「え~、それはおめでとう!みなさ~ん、今日が誕生日の子がいましたよ!」
「お名前は?」
「Kです」
誰からともなく、「HAPPY BIRTHDAY」の歌が始まりました。
祝ってもらったKちゃんの、なんて幸せそうなお顔だこと!
「いくつになったの?」
「9歳です」

そっかあ。
きっとKちゃんは、歌と一緒に注がれたたくさんの温かなまなざしを、ずっと覚えていてくれるのではないかしら。

世界中の子ども達が、こうやって一人ひとり誕生日を祝ってもらい、明るい笑顔を浮かべられる、そんな日がどうか一日でも早くやってきますように!

10時

柴ねの健康体操を終え、練習開始。
今日は、去年の11月に「さかいさんといっしょ」の企画の時に素敵な音色を聴かせてくださったフルートの嶺井千奈さんが練習を見に来てくださってます。
まずは皆さまにご紹介。
「よろしくお願いしま~す」
酒井さんも嬉しそうに登場。
「皆さん、おはようございます。今日は子ども達は、まずは向こうのお部屋で練習してきてね」
「はあい!」

いってらっしゃ~い!

さて、ここからの酒井さんのお話や練習のこと。
たっぷりお伝えしようと張り切っていたのに、突然の電話がなって。
「あのじさ~ん、大変」学校の角に立ってくれていたびんちゃんからでした。
「え、どうしたの?」
「実は~~~~」

駐車場の問題が発生していたのであります。
そのことは、ここでは省略しちゃうけれど、いろいろ考えさせられることも多くありました。

というわけで、せっかく熱の入った酒井さんとの練習もほとんど出たり入ったりの繰り返しになってしまい、ちょこちょこっと中途半端にお伝えするのも気が引けるので、細かいことは、練習の時にお隣の方にでも聞いてもらうことにして、ここは子ども達の練習の様子も含めて、写真をご覧いただくことといたしましょう。

大人は1番と3番をたっぷりと。
練習会場がこれまでの体育館から狭い部屋になったこともあって、他の人の音も聴きながらハーモニーを創っていく感覚が味わえる場面が多かったのではないでしょうか。

  

子ども達は、4番、8番、11番。その合間に本番会場に飾る折り紙を折ったり、次回に決めるセリフやソロの希望を募ったり、セリフを言ってみたり、いろいろやってたようです。

    

あ、そうそう、いろいろ学校と集会所の間をバタバタ走り回っていたのですが、そんな私を慰めるかのようななんとも柔らかな歌声が、歩きながら聞こえてきたのです。その歌声は、なんと学校の角に立っていたびんちゃんの耳にも届いたそうです。

本当に驚きました。

この歌声を聴きつけて、「何かやっているのかな」とわざわざ覗きに来てくれた人も何人かいらしたんですよ!

 

合流してからは11番。

「いいかい、子ども達、わあいゾウだ、でっかいなあ~~~よろしく頼むよ!」
酒井さんの一言一言に反応し、言葉を返す子ども達。
それら一つひとつのキャッチボールが、子ども達の声をより魅力的なものに創り変えていくのがしっかりと感じられ、聴いていた嶺井さんの心も大きく揺り動かされたようです。

  

はい、今日の練習はここまで。

いつもと同じように、皆さんすぐに椅子を片付けようとしてくださったのですが、今回はそれよりも
「まずは外に出てくださ~い」
そうなんです。人がいると残念ながら、狭くて椅子も机も片づけられない。
「後は、スタッフがやりますから~」
それでも、何人か残って下さり、ワヤワヤ大きな声で片付けをしている側で、少女の特訓が始まりました。

モリヤンが思わず、「し~っ!」
ああ、ごめんなさい。
かれんさんの伸びやかな声が聴こえてきました。
酒井さんから、いくつか指示がでたようです。
さて、本番ではどんな少女が誕生するのでしょうね。
楽しみもうんと膨らんできました。

次回は25日。
またこの集会所で、しっかり音を創っていきましょう。
今度は、間違えないできてね(笑)
またね。

Text by あのじ
Photo by くのいち ホープ森山 あ

【追伸】

子どもが泣いてぐずったSさん。
合唱の邪魔になると思い、困って叱ろうとするSさんに、酒井さんから一言。
「お母さん、泣いてる子どもを絶対に叱らないでくださいね。僕は気になりませんから。子どもは何か理由があって泣いてるのですから…」