ヒミツ、ヒミツ・・

kawaguchizou2013-11-24

ねえ、アベくん!
どうやら君とは同じ年みたいだから、同級生のお友達だと思っていうけどさ。


君は、小学校とか、中学校とか、どんな学校生活を送ったのかしらん。
昔から、みんなの前で「積極的な平和」を叫んでいたのかな。


今日、モリヤンが練習で言ってたよ。
「平和って、たとえばこうやってみんなが集まって歌ったり、そんなことが当たり前にできる日常生活が送れることなんですよね。」って。
君は、どう思う?アキエさんにも聞いてみて!



ねえ、アベくん!
君は、今までに、心から「楽しい」って思ったことがあるのかな?
一度、ぞうの練習見においでよ。みんな、楽しそうにしてるから。


今日は、依田さんが「ゲンパツいらない」っていう思いを伝えに出かけたから、モリヤンが練習見てくれて、シバヤンが子どもたちを遊ばせてくれたんだよ。
嬉しいことに、今日もまた、人から、人につながって、何組もお友達が増えたの。
子どもも大人も、いろんな参加のしかたがあって、みんな自分のペースでやってたよ。
前回のコンサートの時は赤ちゃんだった子が走っていたり、恥ずかしがって机の陰に隠れている子がいたり、そういう何気ない一こまが、みんなの心を暖かくしてくれるんだよね。


ねえ、アベくん!
君が今、必死になって
「ヒミツ、ヒミツ・・」って言ってるのは、どうしてなんだろ。


学校で、お友達とけんかしたりふざけあったり、楽しい時間を過ごせなかったのかな。
どんなにけんかしたって、相手のことを大事に思えば、必ず仲直りできるって信じあえなかったのかな。
だったら、ずいぶんとさびしい学校生活だったんだね。



「ところでさ、何がコッカを守る大事なヒミツなの?」って聞いても、ちゃんとした答えが出てこないのに、「とにかく、一日でも早くヒミツを守るための法律つくらなくっちゃ。大事なヒミツはずっとヒミツにしとかなきゃ」って急ぐのは、一体だれのため?何のため?
そんなに「ヒミツ、ヒミツ」って言ってると、かえってアベくんやアベくんの回りの大事なお友達の方が、ぐるぐるとがんじがらめになっちゃうのにね。
「ヒミツ」が増えると、人は卑しい顔になるらしいよ。


君が「ヒミツ」を守って仲良くしたいと思っているオバちゃんのクニでは、情報公開が徹底していて、どんなヒミツでも必ずいつか公開されるとか、ヒミツにしていい情報を判断するところがあるとか、ちゃんとそういうことができているらしいよ。
君はなんでも真似するのに、そこら辺は、全然真似しないんだよね。ふ・し・ぎ・・


ねえ、アベくん!
同級生だからいうけどさ。
たくさんの人が「よくわからないよ。でもわからないのに決められるのはなんか嫌だなあ」って思ってるよ。
君がほんとにコクミンの幸せを考え、美しいクニをつくろうって思うなら、ほんの少しのお友達と突っ走らずに、考え直したほうがいいんじゃないの?


なんて・・
今回は少し思いを込めて書いてみたけど、果たしてアベくんお返事くれるかな(笑)
それにしても、今日は、ほんとに楽しかったね。
子どもたち、おうちに帰ってからシバヤンに習ったタップの真似事してるだろうな。




次回は12月8日だ。
さあて、この日は、なんの日でしょう?
それは、また今度ね。
寒くなってきたから、風邪ひかないようにね。

Text  by あのじ
Photo by くのいち