さかいさんが やってきたぞう~!

4月9日

今朝は、雲一つない青空。

わあい、今日は、さかいさんがやってくるぞう~!

いそいそと、投票済ませて、研究所へ。

9時

「おはようございます!」

「おはようございます!」

準備を始めるスタッフの顔が、いつもより明るいのはなあぜ?

体育館の窓を全開すると、すごい風!
これは大変。すこ~しだけ、細く開けることにしましょうか。

これでも十分に空気が循環してますね。OK!

受付には、この間申し込みのあったパートCDも忘れずに置いて、と。

あ、これまでの「こあ」も欠席した人用に、置いておかなきゃね。

9時40分

「おはようございます。よろしくお願いいたします」

あ、酒井さんだ!

遠藤さんもご一緒だ!

いきなり取り囲んで、あれやこれや…



「ピアノの位置は、どうしましょうか?」

「そうですね。もう少しこっちの方がいいかな」

「いまやすっかり青年」も二人ほど姿が見えたので、

「みなさ~ん。若いと思う人は、ピアノの移動を手伝って!」

なんて叫んだら、酒井さんが一言

「いや、もうちょっと、男性が来るのを待ってましょう」

でもね、酒井さん、男性陣は来たけれど、腰が痛い人、背中が痛い人でちょいと力仕事は難しいみたいですよ(笑)

で、そんなこんなしながら10時になって…


「おはようございます。今日は、待ちに待った酒井さんの登場です。それから、埼玉新聞の取材が入ります。皆さん、お顔のご準備を!」


まずは、久しぶりに寺ちゃんの体操からね。

ひとしきり体や顔を動かした後は、

「はあい。グッー、パー、グッー、パー、繰り返しましょう」

「いいですね。じゃあ、今度はお箸持つ手でグー、チョキ、パー、お茶碗持つ手は、そのままグッー、パー。これは、考えてたらできないですよ~」

あれあれ、みんな大混乱。

まあ、こんな時は笑ってごまかすと致しましょう!(パチパチ)

寺ちゃんに大拍手!

「あたし、体操やって拍手貰ったの、初めてだわ(笑)」

さあて、いよいよお待ちかね。

みんなの視線の先は、一斉に酒井さんに集まりました。

「お久しぶりです。本当にこんな風に皆さんにお会いできてうれしいです。一番左端の人、椅子をもっと向こうへ移動して下さい。次は右端の人。皆さんはこれに合わせて、前後も大きく開けて」

ずいぶんと椅子の間隔が開きました。

酒井さんが求めたのは、コロナがまだ収束しない中で、少しでも安全に配慮しての練習環境。

「とりあえずは、この間隔を保って、後のリスク対策については、それぞれご自身のご判断でなさってください。」

はあい!

まずは4番。

「それじゃ、子ども達、知ってる子も知ってない子もいるかもしれないけど、この歌を歌ってみようか」

どうぶつえんに、ぞうがきた♪
あれあれっ、ちょっとおっかなびっくり?
大丈夫、元気に歌おう。
「ぞうがきた~~~♪」って延ばして歌ってる子はいないかな?
アドン!エルド!マカニー!キーコ!
「エルドー」じゃないよね。
酒井さんは、どんなふうに歌ってほしいのかな?

大人たちはちゃんと聞いてるかな?
ここは子ども達だけで歌うところだけれど、酒井さんは、子ども達だけに言ってるんじゃないよね。

少しずつ子ども達の声が変わっていきました。
うん、じゃあ子ども達はここまでにして、後は下で練習してきてね。
いってらっしゃ~い。

寺ちゃんを先頭に出発進行!
寺ちゃんが再開後に子ども達の練習をするのは、今回が初めてなので、まずはご挨拶からね。
寺ちゃんと、前回の練習の時も子ども達のお世話をしてくれたほのじさんとのコンビ、やっぱり最強です。

少し休憩しようか。
はあい!
うふふ、このくらい元気な声で歌ってくれるといいのにね(笑)
けん玉、折り紙etc. それぞれにお気に入りのところに突進していきました。
ほんとに楽しそうないいお顔で遊んでいます。写真でお伝え出来ないのが、残念!

せっかくの休憩中も、何人かの子ども達は埼玉新聞の取材を受けたりして、その後に4番のおさらい。

さてさて、その間大人はどうしていたのでしょ。
そっと上がっていくと、「ゆきよ~ふるな~♪」と男性陣の声。
そこに留まってもっとじっくり聞いていたかったんだけど、今日は野暮用多すぎました(泣)💦

ふと気がつくと、子どもたちが階段を上って戻ってくる気配がしました。
そして、体育館に戻ってきた子ども達…

え~~っ!
全員座って、静かに大人たちの練習を聞いてる~!
再開してから、今日で練習は3回目。体育館で声が拡散してしまうという条件の厳しい中で、初めて参加する人も含めて、大人も子どもも集中しているの。
合唱練習をするには本当に厳しい環境だけれど、「ああ、やっと歌える」という弾む心が、それを乗り越える力を与えているのかもしれない。

最後にみんなで歌った10番。
終わった後、声も枯れてへとへとになった酒井さん。
強行スケジュールのアルゼンチン行から新学期に入って間もない3年振りの本格練習、本当にありがとうございました。酷いピアノで伴奏を強いられる遠藤さんも、ありがとうございました。

今日酒井さんから教わったことは、ちゃんとメモしているかな。
「歌詞は、平仮名で書かれていますが、これを漢字で書いてみましょう」
さあて、表現にどんな変化が生まれてくるのかしら。
ほかにもいっぱい酒井さんは言われたはず。
残念ながらバタバタあのじはそれを聞けなかったので、どなたか教えてくださいな~。
みんなで共有して、みんなで進んでいきたいし、音を取るためのパート練習も、どこかで入れられるといいかもしれないね。


「感動的なレッスンでした。先生、スタッフの皆様、ありがとうございました。音取りのCDも、ありがとうございました。しっかり音取りして、次回にのぞみます。」

いろいろと足りないことも目につくでしょうに、こんな嬉しい感想も届き、スタッフ一同、うるうる…
もちろん、酒井さんにもお伝えしましたよ。
酒井さんからは、こんな返信が!

「~~
これも私のレッスンではなく、様々な皆の思いからの「感動的な」だと思います。
スタッフの皆様と、こうして、今日を目指し、"歌う心"を灯し続けた合唱団員一人ひとりが作り上げた、この貴重な言葉です。
私の方は次回に向け、本当の意味で感動的なレッスンとなるよう、さらなる準備をしていきたいと思います。
また、次回、楽しみにしております‼️
次回はさらに頑張ります😤」

もう、お伝えするだけで、泣けてきます。
ほんじゃ、こんどは23日。
新しい環境になって疲れてる人もいるかもしれないけれど、ぞうを歌って元気になるぞう!

Text  by あのじ

Photo by くのいち あ